ソウル旅行記~その3
■2日目
この日は朝からいい天気。
午前中は何をしようか・・・と、ホテルでの朝食をとり、
くつろぎながら見たテレビに、チェ・ホンマンが出てました
彼は韓国でもわりと人気のようで、
バラエティ番組でよく見ます。
しかも扱いはかなりフランク。
この日はタレント数人と韓国相撲をとってました。
かなりいい人のようです。日本でも受ける印象は
同じですね。
「気はやさしくて力持ち」と言った所でしょうか。
街角をながめながら、ふらふらと
歩く。観光地めぐりもいいけど、
こうやって街の表情をゆっくり見るのもいいですね。
とはいっても、やはり僕にとっては
未開の地。聞き覚えのある史跡などは
見ておこうと思い、「南大門(ナンデムン)」へ。
別名が南大門らしく、ホントの名前があったんですが、
なんだっけ・・・忘れました。
こんなに有名な史跡でも、すぐ後ろにはビル群が。
ここでも対比があっておもしろいです。
特に違和感はない気がしました。
もともとこちらの建物は、けっこう色合いもコントラストが
強く派手な印象があるので、あぶれないのかも。
これは郵便局ビルのまえのオブジェ?
いちおう建物ですが、なんだろう?
こんな感じで、なんとなくアーティスティックな
建造物を随所でみかけます。
近代アートに対する理解が深いのかも?
前衛的な街の一角でした。
僕にとっては鬼門の市場(シジャン)。
南大門シジャンではナンデムン揃う・・・
とくだらないことを言いながら中へ。
予想通り声かけられまくり。
「お兄さん、かばんあるよ」(・・・登山用?)
「お兄さん、メガネ見ていかない?」(・・・もうかけとるっちゅうねん)
「見るだけ見るだけ」(・・・うそばっかり)
あ、今回は「奥さん奥さん」というパターンもありました。
そんなこんなで市場をあとに。
西洋人なら、たぶんそんなに声は
かけられないと思います。こちらはあんまり英語が
できる人はいないので。コンプレックスでしょうね。
写真左側の建物がソウル市庁です。
その前の広場ではチュソクのイベントが
催されるようでした。僕らと入れ違いのようでしたけど。
目的地の途中に立ち寄った
「徳寿宮(トクスグン)」です。
ここも同じような建築様式で、やはり王宮跡なんですけど、
もっと公園のような感じで、チュソクでお休みのソウル市民
(?)が家族で憩う光景がよく見られました。
で、やはり玉座があり、装飾が
施されてましたが、ここも焼失後、
再建されたもののようです。
ここは秀吉は関係ないのかもしれませんが、韓国内では
秀吉は大悪人のようです。まあ尾張の方や三河の方は
さておき、日本の歴史上の人物のなかで好かれてるかと
いえば、そうでもない気もしますし・・・。(失礼)狡猾さや
非情さの象徴として描かれることの多い人物という印象が
あります。猿だし。
こちらに鎮座まします像は誰あろう、
ハングルを創生あそばされた
世宗大王(セジョンテワン)様です。
大変な偉人なようです。
ハングルを作り、数々の書物をハングルで編纂し、
またいくつかの発明品をうみだすなど、知識の権化の
ような人(らしい)です。万ウォン札に描かれています。
徳寿宮を後にし、やってきたのは
本日のメインイベント、ロングラン
ミュージカル「NANTA」です。(「乱打」の意味らしいです。)
これは、韓国の伝統芸能「サムルノリ」
(4つの打楽器による演舞)をモチーフとして
1997年に生み出された舞台です。
舞台は厨房で、調理器具などをパーカッションに見立て、
リズムにのって「音」を言葉に演じる
ミュージカルです。演目の途中、何度か
観客が舞台に上がる場面があるのですが、
僕もご指名で上げてもらいました!
左手で臼を杵でつき、右手で小麦粉を麺棒でこねながら
打ち、それを交互に打ち鳴らしながら、コンベヤーで
運ばれてくる餃子(マンドゥ)をセイロごと積み上げて、
観客席に向かって「Five!」「Six!」「Seven!」と
号令して拍手を促します。これが気持ちイイ!
記念品ももらえるので、もしやりたい方は、
前列3列目くらいの端っこの席で、演者と目を合わせて大きな
リアクションをとりながら大笑いしてると、高確率で
白羽の矢が立つと思います。ぜひお試しあれ!
写真は街角の噴水。
はじめはスチームで出てますが
そのあと大噴出!何人かは犠牲になってました。
ホテルに帰ってから、ゴシック様式で有名な
大聖堂にいってみたのですが、改装中でした。
日曜日ではなかったのですが、ミサがひらかれており、
少しだけ中をのぞかせていただきました。
真剣にお祈りをささげる敬虔な信徒の方々のご迷惑に
なってはいけないと、ステンドグラスの美しさを目に焼き
付けて、この場を後にしました。
この日はフュージョン料理のお店に入ったのですが、
どうやら観光客むけではないらしく、それどころか
若いカップル御用達の、はやりのお店だったらしく、
なにやらひとつの夢の国?という風なテーマ性を
かんじました。当然日本語はおろか、半端な韓国語も
通じず、注文もままなりませんでした。しかも韓国
らしさのかけらもありません。
そりゃ観光客相手にしてないわな・・・。うーむ。
テーマファミレス?という感じがしました。
そんなこんなでこの日はちょっと残念な結果に。
どっと疲れも出て、早めに寝ちゃいました。
かなりの距離歩いてるしな~。
いよいよ明日は最終日。漢江(ハンガン)沿いの
まったり休日~チュソク編~を紹介しまーす。
それではまたー。
トマンナヨ~☆
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