博物画の世界。
福岡と高知を行ったり来たり。
その合間に、ちょっと時間が取れたので
「荒俣宏博物画コレクション展」を
見に行ってきた。
いの町にある「ギャラリーぼたにか」。
土佐和紙工芸村のなかにあるギャラリー。
蔵をリフォームした、趣のあるつくり。
3棟にわかれてある。
桜の葉も、秋のよそおい。
コンパクトな室内に、所狭しと博物画が。
僕にとってはアドレナリン出まくり空間。
DMに使われてたオグロシギ。
いやぁ、最高ですなぁ・・・。
いい意味で小嘘をつけるからこそ、
写真では表せない「絵画」というものの表現力。
そのチカラを再認識した気がします。
ハゲワシもよかった。
羽根の表現なんかは
まるまるお手本にしたい。
小手先の技巧よりも、対象をよく見、知ること。
今回の展示物のなかでは、第2棟に展示してあった
ホシガラスの作品が、いちばんのお気に入り。
\70,000くらいだったから、手持ちがあったら買ったのに。
またそのうちに、出会える日もあるでしょう。
無彩色だけど、オリックスもいい味。
これはウチに飾ります。
スクラッチボードみたいな風合い。
やっぱり本物って、ちゃんと存在してる。
これからのアートワークに糧となる経験。
写真なんか存在しなかった時代の、
先達の苦心の跡が感じられた。
いい時間を、ありがとうございました。
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コメント
これってあの荒俣宏が描いたものなん?
それともあのオッサンが集めたものなん?
昔のものっぽいからまぁ後者だとは思いますが。
オグロシギな〜んかくちばし反り気味なのは
おいといて、シロムネオオハシ?オオオオハシ?
気になるぅ!
投稿: FALCON | 2009年10月12日 (月) 19時54分
>Falcon氏
荒俣さんは集めた人。
でもたくさん博物事典も
編集してあるので
描くこともあるかもね?
サンショクキムネ・・・ではない
ということは確実。
Ruffの版画もあったけど
さすがにマジマジ撮るのは
気が引けちまってね。
投稿: コウセイ | 2009年10月13日 (火) 09時34分